カスタネットに伝達事項機能を実装しました

カスタネット 伝達機能

結婚相談NPOの影山です。
恋活・婚活用オンライン名刺「カスタネット」に「伝達事項機能」を実装しました。

結婚相談NPOが「特定テーマプラン(旧パラプラン)」で長年向き合ってきた「何らかの悩みをお抱えの方」に向けた機能です。単なる機能では無く、ルールも施行されるので、動画でご覧いただいた方が分かりやすいかな?と思います。

特定テーマプランはどうしてもサポートの作業が膨大になる為、世の中には様々な問題があるにもかかわらず、特定のテーマしか対象とできませんでした。また、状況改善用に互助会システムに切り替えてみたは良いものの、軌道には乗っていないという現状があります。

影山
影山

具体的には「ヤングケアラー」や「未婚の母」、かなり前から議論をしてきた「前科有りの方」などはいつテーマに加えられるか?全くの未定になってしまっていました。

そこでカスタネットではテーマに関わらず対応できる方法を模索した結果、自分の意思で「悩みがある事を示唆する」事をできるようにし「初めてコンタクトを取る時に告白するルール」を同時に施行しています。もちろん、カスタネットの標準機能である「公開対象の限定」も可能です。

また、ニーズが多い(利用者が増えた状態)ようでしたら、伝達事項機能を「あり」にしている方だけを検索できるようにし、悩みを抱える方同士がマッチしやすくしたいと思います。

伝達事項機能の利用方法

利用方法はシンプルです。カスタネットのプロフィール編集画面で「伝達事項有無」の項目を「あり」にしてください。

この時、公開範囲も設定できます。あとは、はじめてコンタクトする際に内容の告白をお願いします。

影山
影山

ちょっと厳しい事をお伝えしておきますと、カスタネットのベースは「出会いの信用情報」です。「伝達事項<あり>なのに告白しなかった」「一部は隠した」などはクレームの対象となり、信用スコアの下落に繋がりますので、その辺りは正直に活動してください。こういった辺りもカスタネットは皆さんと創り上げていくプラットフォームならではと考えています。

想定される利用者像

伝達事項機能はあえてテーマを絞らない事から、対象者が分かりにくいかもしれません。ここではこれまで結婚相談NPOにご相談いただいた悩みを幾つか提示したいと思います。

  • 持病・障がいをお抱えの方
  • 新興宗教2世・3世
  • 非正規雇用者
  • パートナーに家業を手伝っていただく必要がある
  • 女性側の姓を名乗って欲しい・婿入り
  • 妊活に協力して欲しい
  • 性嫌悪なのでセックスなしの結婚にしたい
  • 別居婚希望 もしくは別居の方が合うのではないかと思っている
  • 親との同居・実家生活が必要
  • 年金を払ってこなかった
  • 借金がある(住宅ローンなど)
  • 特別永住者

伝達事項機能の注意点

本機能の実装においては「伝達事項が設定されていなかったのに、相手が悩みごとを持っていた!」といったトラブルが想定されます。ここで認識頂きたいのが「必ずしも伝達事項をありにする必要はない」という事です。

もし、目に見える障がいをお持ちの方が「なし」にした状態でファーストコンタクトを取られても、信用スコアには全く影響しません事を言及しておきます。

この点は解説すると長くなってしまうのですが、一言でまとめると「センシティブ情報(要配慮個人情報)」と同じ扱いにしています。

我々運営側から「なし」にされている方に「クレームが多いので、ありにしてくれませんか?」といった提案も致しませんので、予めご了承ください。

おわりに

伝達事項機能はもともと想定していた機能ですが、カスタネットのオープンベータ期間中に「障がい者はどう活動すれば良いのですか?」というご相談が複数あり、実装の優先順位を早めました。現時点ではそれなりに良い機能だと自負しておりますが、運用を続ける中で改善点が出てくるかもしれません。改善のご要望などはお気軽にご相談ください。

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