カスタネットは完全対応とは言えませんが、LGBTQ+の方に向けたLGBTQ+フレンドリーモードという機能を搭載しています。

影山
10年以上、結婚相談所を運営してきた中で、従来のシステムではLGBTQ+の皆様に対して、お役に立つ事ができませんでした。個人的にLGBT団体(当時)の方とやり取りする機会が何度かあり、カスタネットを企画する際に少しでもお役に立てれば‥という考えから本機能を企画・搭載しました。
LGBTQ+とは?
だいぶ世間での認知も進んできたLGBTQ+ですが、ここで整理してみましょう。カスタネットのLGBTQ+フレンドリーモードもまだ万全では無く、わざわざ「フレンドリー」と付けている理由がお分かりになると思います。
LGBTQ+は「セクシュアルマイノリティ(性的少数者)」のことを意味する言葉で、以下の頭文字に加えて「Plus」を追加する事で、多様性を表現しています。
- Lesbian(レズビアン):女性同性愛者
- Gay(ゲイ):男性同性愛者
- Bisexual(バイセクシュアル):両性愛者
- Trans-gender(トランスジェンダー):出生時に割り当てられた性と自分の認識している性が異なる人
- Queer/Questioning(クィア/クエスチョニング):性のあり方について特定の枠に属さない人
最初に申し上げてしまうと、カスタネットは「B」と「Q」に対応しきれていないかもしれません。
LGBTQ+出会いの実情
LGBT団体の方達とお話しする機会が有った事は前述致しましたが、他にも個別相談を定期的に受けていました。以前は、Instagramでの出会いが多かったと聞いていますが、最近はLGBTQ+の方向けのマッチングアプリが幾つか出てきているようです。
しかし、私が問題に感じた相談は「ゲイの相手から暴力を受けた」というものでした。これは実際に聞いたお話しで、レッテル貼りでは無い事を予めお断りしておきますが、1度では無いという事でしたので、ただ「LGBTQ+でも使える」「L専用・G専用」というマッチングアプリでは無く、この分野でも信用情報サービスが必要だと認識した次第です。
カスタネットのLGBTQ+フレンドリー機能
さて、我々なりの回答となる、カスタネットのLGBTQ+フレンドリー機能ですが、ユーザー登録時に「出生時に割り当てられた性」と「恋愛対象の性」を設定していただく仕組みとなっています。(この設定は退会・再入会をしたとしても原則変更不可となります。)
このフレンドリー機能をご利用されている方は、同じカテゴリーの方のみが検索対象となり、言葉選びが難しいですが「セクシュアルマジョリティ(性的多数者)」とは異なるデータベーステーブルにて運用されます。

影山
その為、両性愛者の方には、登録時にどちらか一方の「恋愛対象の性」をお選びいただく必要があるという課題が残っています。運営事務局もまだまだ本テーマの最適解を導き出せていませんので、皆様の改善案をお寄せください。
LGBTQ+フレンドリー機能ご利用方法
LGBTQ+フレンドリー機能のご利用方法は簡単です。ユーザー登録時に[性別]の選択欄がございますので「その他」を選択していただき、選択可能となる[恋愛対象]の選択欄で、マッチング対象として希望される恋愛対象を選択してください。


影山
選択項目の文言につきまして、今後、戸籍制度の変更なども想定されますが、「戸籍上」の表現を「出生時に割り当てられた性」と置き換えて捉えていただきますようお願い致します。