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障害者差別解消法と婚活

障害者差別解消法

結婚相談NPOの影山です。
日々取り組んではおりますが、まだ福祉は素人です。

当ブログをご確認いただいている方の内、どの位の方がご存知か分かりませんが、平成28年4月1日から『障害者差別解消法』が施行されました。
個人的には随分とひっそりとしたスタートになったな‥と残念に感じています。
障がい者の皆様とお会いする機会も多い為、私はさすがに知っていましたが、もっと大々的にPR出来なかったものでしょうか?
元々、「禁止法」という名前だったものが「解消法」にトーンダウンしてしまったと聞いておりましたが、障がい者の皆さんが待ちに待った法律で歴史的な第一歩には違い有りません。

今日はこんなブログでもお力になれればと、障害者差別解消法について触れたいと思います。

■障害者差別解消法とは?

『障害者差別解消法』とは「不当な差別的取扱い」を禁止し「合理的配慮の提供」を求める事で、障害のある人とない人の共生社会を目指す法律です。

詳細は私がご説明差し上げるよりも、内閣府の「障害者差別解消法リーフレット」をご確認いただければと思います。とてもよく出来ています。

特にリーフレット中の<不当な差別的取扱いの具体例>は秀逸で、残念ながら結婚相談業界ではこのような対応拒否がまかり通ってきました。ある結婚相談所協会の代表者さんなんて「うちは障害者はお断りや!」などと発言していたらしいですが、今後の変化が望まれます。

このよく出来たリーフレットの唯一の不満点、「合理的配慮サーチ」で検索!という極めてマイナーなキーワード設定が非常に残念です。
リンク先の「合理的配慮等具体例データ集」はこれまた秀逸なので、是非、ご覧になってください。

■さて、結婚相談NPOはどうすべきか?

実は以前から「精神障害者はIBJ利用出来ないんですよね?」という相談を受けていたのですが、誤解です。以前、お見合いトラブルが連発した際に一時的にそう記載していた事を完全に忘れておりました。先日、あるご相談者様からその文言がウェブに残っているとご指摘いただきましたので、消去いたしました。
大変、失礼致しました。

さて、IBJのご利用については今まで「ハンディキャッププラス」の方にしかご利用いただけませんでしたが、「ハンディキャップ」の方にも機能制限版をご利用いただけるような方向で検討を進めています。

また、ハンディキャップ各プランについてはよりNPO的な活動にシフトする予定で、これにつきましても近日中に何らかの発表をしたいと思います。

以前も申し上げましたが、色々な方と対面させていただいて、私自身、いつ障害者になるか分からないと考えています。
実は『障害者差別解消法』は常識的な方は今まで通りに活動すれば良いだけの法律です。
合理的配慮についても「負担が重過ぎない範囲で対応しましょう。」とされています。

私も自分では良かれと思ってやってきた事で何度か人を傷つけてしまっています。
今回の施行をこれまでの行いを顧みる良い機会として、今まで以上に常識的な行動を意識していきたいですね。負担が重過ぎない範囲で頑張ります。

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