ソーシャル活動

結婚相談NPOの助成金・補助金に対するスタンスにつきまして

助成金

理事長の影山でございます。
この度、久しぶりに助成金(補助金)を受けて事業を実施する事になりました。
結婚相談NPO設立以来、ようやく2度目の受領となります。

内容は2014年と同じで「代理お見合いで少子高齢化問題と向き合う!結婚相談NPOの親御様お見合いサポート会」、今回は武蔵野市特定非営利活動法人助成です。

実はこの間も何度か申請はしていたのですが、支給が決まりませんでした。

その中で私が理解が出来なかったNG理由が以下の3つです。

1.理事からの借入金が多過ぎる
2.売上が一般的なNPOより高過ぎる
3.管理者の人件費が高過ぎる

私はこれらの理由を聞いた時に、何故NPO運営経験も無い、素人サラリーマンがNPOの助成金を審査しているのだろうか?と感じずにはいられませんでした。
それぞれ

1.赤字のNPOが借金出来なかったら個人で持ち出すしか方法が無い事も知らないのか?
2.売上では無く営業利益、せめて粗利益で判断すべきではないか?
3.40代男性年収150万円が高過ぎる!?貴方達はこの金額で生活をしながら社会事業が出来るのか?

というのが、それぞれ私の感じ方です。
特に3つ目は普段からこんな低賃金で働かせていて申し訳ない。早くまともな報酬を払えるようにしなくては!と考えている私のやる気を完全に削ぐものでした。
審査員でさえこうなのですから、日本はつくづくNPOに対しての理解がなっていないと感じずにはいられません。他にも同様の理由でNGを受けているNPOも有り、彼らの志に多少なりとも悪影響を及ぼすのではないかと心配しております。

このような現場を知らない学者や素人を助成金の審査員にするのは社会利益に相反するものですし、その方達は自分から審査員を辞退すべきだと私は考えます。

暴論ですが、個人的にはNPOの運営経験が無い方は審査員にならないでいただきたいです。
実際、我々が受ける事が出来た2回はNPO運営経験の有る審査員さん達でしたが、いかがでしょうか?

NPOの助成金依存度

たまにNPOは助成金で運営しているのですか?とお尋ねいただく事が有りますが、私が知る限り、助成金がプラスに働く=運営の足しになるケースは稀です。
中には内容にそこまで口出しが無い助成金も有ると聞きますが、我々が受給した2件は2件とも実施すべき事業に対して人件費(その他)が出ないので必ず持ち出しが発生します。

実際、「助成金は使い勝手が悪過ぎるから申請しない!」と公言しているNPOもある程です。持ち出しに耐えられる財務体質を備えていないNPOは当然、そうなるでしょう。慈善型NPOの収入は寄付に限定される事になるのですから大変です。

では何故、我々が赤字必至の助成金に申請をするのでしょうか?それは普段は載せられない公的な告知媒体への掲載が見込めるので、我々の事を知っていただく機会としては魅力的だからです。
ようするに持ち出し分は完全に宣伝費だと割り切っています。

結婚相談NPOは助成金・補助金をどのように活用しているか?

ようやく本題になりますが、結婚相談NPOは助成金が無くても潰れずに継続できる組織を目指して、事業型NPOという形を取っています。

その為、助成金・補助金の活用方法はあえて限定しており、我々だけで実施するとそれなりの参加費を徴収しなければならないイベントを、低価格に抑える為にのみ利用しています。

それこそが助成金に頼らず、助成金を受益者に最大限還元できるスタンスだと、現時点では考えております。

利用者様視点ですと、助成金・補助金を活用したイベントは普段では成しえないコストパフォーマンスを得られると思いますので、是非、ご参加ください。

ブライダルサポーター
無料会員制度「結と結(ユイとムスブ)」

結婚相談NPOがお送りする無料会員制度「結と結(ユイとムスブ)」は、将来への不安や様々な事情により「なかなか婚活への一歩が踏み出せない方」に向けて開始致しました。

他社の恋活アプリなどをご利用中の方もご参加いただけます。登録時点での必要書類等もございませんので、お気軽にご登録ください。

「結と結」詳細ページ

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