料金設定についての理念
結婚相談NPO 代表の影山です。
あらためまして、本日は結婚相談NPO(内部にも色々な意見がある件なので私個人としておきましょう)の費用設定につきまして、理念を述べたいと思います。(※注:長文です)
費用設定につきましては、かなりこだわりを持っており、以前も述べた事がありますが、忙しさにかまけて前回からだいぶ期間が空いてしまっていました。
何度も書きたくない内容でもあり、今回の投稿は費用ページにリンクを貼る前提で書かせていただきます。ご理解いただける方と、逆に「そんな言い分は利用者には関係ない」と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
個人的にはご理解いただける方でないと良好な関係構築は難しいのでは?と思っていますので、後者の方にこそ読んでいただきたい投稿となります。
さて、事の発端はGoogleマップ(Googleマイビジネスの事)にいただいたこちらのクチコミです。
ひっそり編集されていたので念のため記載しておきますと、元々は「他相談所の方が安い」という内容でした。多分、実際にうちをご利用いただいた方だろうと思いつつも、妙にそちらの相談所を詳細まで売り込んで来る内容でしたので、10%くらいその事業者によるやらせ投稿を疑っています。
ついつい、私も「それって、安くないのでは?」と大人げなく書き込んでしまいましたが、それ以上に、そもそも私の理念が誤解されているのではないかと思ってしまいました。
それは「結婚相談NPOは安さを売りにしておらず、適正価格を常に意識している」という事です。
ここ本当に大切ですので、説明させていただきます。
結婚相談NPOは低価格を売りにしていない
そもそも、婚活と言うのは結果が担保されたものではありません。
その為、どんなに安かろうが、結果が出なければ不満を持たれてしまうという世界で我々は事業を展開しています。
確かに結婚相談NPOは2013年の設立当初、結婚相談所業界に価格破壊を招いたと思います。
IBJにも他の相談所からクレームが結構入ったと聞いておりますが、IBJへの加盟申請時にちゃんと提出をし、審議を通過した価格設定でしたので、私には非があるとは考えておりません。
そして、度重なる値上げ要請を受けましたが、その都度、お断りしてきました。
IBJからも公にしていいと確認を取っているので、お伝えすると、結果的にIBJの加盟店一覧表示からは排除され、IBJアワードの対象外ともされました。値上げを拒否したのはほかならぬ私なので、その点に関しては甘んじて受け入れています。
値上げしなかった理由、それは実際にうちの比較的安価な価格設定でも「厳しい」というご相談が多々寄せられていたからです。
何らかのビジネスをされている方ならばご理解いただけると思いますが、安さというのは際限がないもので、例え1,000円(不可能)にしようが「厳しい」と感じる方は残るものです。
コスト面から安値には限界がありますが、うちはNPOですので、活動しやすい方法を常に提供しないといけないと考えており、設立からほどなくして、当方の価格設定が厳しい方に向けた「ハンディキャッププラン(旧パラプラン、現特定テーマプラン)」および「無料会員制度」制度を開始しました。IBJを利用できない代わりにIBJ利用料が発生しない為、実現できるという単純なものです。
しつこいようですが、私は創業時から最安値では無く「適正価格」に拘り続けています。サービスを継続でき、ご活動者様がもっとも結果を出しやすい環境をつくる事。それが私が考える適正価格です。そして、適正価格こそが婚活を早めに終了させ、最終的にかかる活動費用も抑えられると信じているのです。
2016年に「東京都の最低賃金連動制」を取り入れたのも環境を維持する為の施策であり、

2026年に当初想定していなかったIBJシステム費高騰にかかわる「サービス維持調整費」を導入させていただいたのも、同様の理由です。
ここまで書くと、我々が目指しているのは最安価格では無く、活動を適正に続ける環境づくりの為の適正価格という事がお分かりいただけたと思います。では、活動しやすい環境とは何を指すのでしょうか?
何度でも言いますが、お申し込み可能数の多さとお見合い料無料は売りにならない
件の「他の相談所の方が安い」というコメント。内容的には「担当も付きませんし、ビデオチャット相談料も成婚料も高いですが、それでも良ければ月会費は安くて、お見合い費はなんと無料です!」という内容でした。
そして、私が認識する限りうちと同等のサービスをご提供するプランは月額22,800円と、かなりお高めです。(ただし、お見合い費は無料らしい)
確かに月会費・お見合い費はうちより安いのですが、長年業界を見て来た私からしますと、そんな費用設定は過去にいくつも存在し、次々と撤退していったものなのです。
担当が付かなくて良いのであれば、費用を合わせる事は可能です。担当無しでビデオチャット相談料を合わせて値上げして良いのであれば、寧ろ楽なので合わせたい位です。
でも、皆さんは担当者が固定されなくてもご自身の婚活に支障が無いとお考えでしょうか?もし、お考えの方が居るとしたら、それは仲人の業務を軽視していると思います。
過去にも、仲人なんてお見合い調整して、クリックするだけの仕事だろ?と言われた事がありますが、仲人を介す一番のメリットは他相談所と連携してくれることだと思います。
その影響が一番出るのはトラブル発生時です。そして、トラブルの大半は本人に伝わる事なく、内々に処理されています。(いちいち伝えていると婚活者が婚活鬱になってしまうので)
現に固定担当が居ない相談所とのやり取りで、話しが通じない事、通じない事。そりゃ大変なものです。担当がいる相談所とは1日で済む話が下手すると3週間くらいかかったりします。皆さんは覚えがありませんか?「返事はまだですか?」と言いたくなる状況に陥る現象。うちは即日対応をスタッフに言明しておりますので、その現象の大半はお相手側の担当不在問題に起因しています。
担当無しで良いのであれば、物凄く省力化できます。AIでもいけるかもしれません。
でも、それって結婚相談所に求められている事でしょうか?
これも度々申し上げておりますが、私は「10年で結婚相談所業界は衰退する」と仲間たちに話した上で、結婚相談NPOを設立しています。今考えれば、私も仲人の役割を軽視していたのでしょう。
担当が付かなくてもいいのであれば、結婚相談所のメリットってルールだけなのでは?と思ってしまいます。そんなのは私が担当しているカスタネットで十分なんですね。
カスタネットでマチアプは淘汰できると思っていますが、結婚相談所はなくならないと思っています。当初私が思っていたよりも固定の担当が付くというメリットが大きかったからです。
次に、お申し込み可能数について考えましょう。実のところ、うちは設立当初の一時期、200回お申込みが出来ました。IBJシステムの上限です。(無制限とうたっている相談所もありましたが、問題視され今は是正されているのではないかと思います。)
その時、何が起きたか?成婚率の低下と、お相手相談所からのクレーム増です。
これは割とシンプルな理由で、お申込みが例外なく雑になる事、同じお相手相談所の会員さんに同じ人物からお申込みが連発したら「奇妙な会員」とマークされる事が原因です。
私は担当している会員さんが同じ相談所の会員さんに複数同時に申し込んでしまった場合、時間を空けて取り次ぐようにしていました。
この辺りはデータが物を言うもので、文章で説明してもなかなか伝わらないと思います。
最終的にうちは月に50回まで追加費用無しでお申し込み可能にしたのですが、活動開始時は50回では無く、20回に制限しています。なぜでしょうか?
この理由は大半の方にとって20回が最適解だと感じているからです。
200回可能が売り?データを持っていない素人の考える事だと私は思います。
では、お見合い料無料はどうでしょうか?活動者さんにとって、一見魅力的なのは間違いないでしょう。
一時期、お見合い料無料の相談所も沢山ありました。それが、減っていった理由。私が複数のお見合い料無料相談所の従業員から聞いたのは「真面目にやればやるほど赤字がかさみ、面倒が増えるだけなので取次ぎをしなくなる」です。(もちろん全部が全部ではありません)
200回申し込んだら、200回相手に取り次がれていると思います(期待します)よね?それがされていなかったらどうでしょうか?
人が付くという事は必ずコストがかかるという事です。ギリギリのラインでお見合い料を設定して、必要最低限のコストは回収する。
国産のアサリが100円で売っていたら、産地偽装を疑いますよね?少し考えればそれが自然な費用設定なのか?は分かるのではないでしょうか。
結婚相談NPOが設立した当時、お見合い料は1万円が一般的でした。2万円もありましたね。うちが赤字にならないと考えたギリギリのラインが現在も続く2,000円です。私が考える適正価格になります。
結婚相談NPOがこだわっているのは年末年始以外無休
と言う訳で、結婚相談NPOがこだわっているのは安い月会費でも、設定だけで変更できる無駄に多いお見合い可能数でも、質の担保が難しいお見合い料の無料かでもありません。
意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、私がこだわっているのは「年末年始以外無休」です。
これもちゃんと労使を勉強されている方でしたら、実現が難しい事は想像できると思います。年末年始以外無休の実現にはかなりのコストを要しますが、無休で無い場合、お見合い調整には1.3倍(自社調べ)ほどの時間がかかりますので、目に見えない活動の長期化を招きます。活動者さんにとっては重要な部分と言えるでしょう。特にお休みが土日ではない方や、定休日が火曜以外の相談所は、この差が大きく影響します。
ちなみに、よくある「不定休」相談所は、なぜか休みが無いと読み違える方がいるのですが、文字通り不定なだけです。多くは掛け持ちで、定時出勤を約束できない相談所がするものです。週に一回しか営業していないという相談所もありましたが、嘘ではありません。
過去の事例ですが、お見合いで不定休のお相手相談所会員さんがいらっしゃらない事がありました。何度緊急電話をしてもお相手相談所は電話に出なかったのですが、ブログを見たら「今、モルジブに来てま~す!楽しい~」でした。
当然うちの会員さんは大激怒して「このお見合いはもうしたくない!」となりました。そりゃそうですよね。
結果、うちはスタッフの給料を払ってお見合い調整や、お見合い時待機などをしていたのに、お見合い料は取らず、無償キャンセルをお相手には呑ませるという交渉まで実施しました。その相談所が今もあるかはチェックまではしていませんが、最近は見かけません。遅かれ早かれ、他の相談所に取り次いでもらえない状況になるのではないかと推察します。
相談所間の関係というのは、古臭い部分もあり成婚が全てです。それくらい、成婚ができる相談所とできない相談所は分かれます。私も成婚実績のある相談所に良い会員さんが居ないか?をよくチェックしていました。
本来あるべき「営業時間を全うする」というのは、相談所にとって最低限の責務だと考えています。
結婚相談NPOは従来型の婚活(結婚相談所含む)ではサポートできない層がいると考えている
さて、そもそも論の話しをします。
この話をする際には必ず「基本的には結婚相談所がベストな方法だと考えている」という前提をお伝えする事にしているのですが、私は結婚相談所やマッチングアプリといった従来型の婚活では成果を出すのが困難だと考えている層が存在しているのです。
その層に対して、「特定テーマプラン」という名称で、その層のサポートに色々と挑戦してきました。
例えば、障がい者、新興宗教2世、活動者が極端に少ない地方在住者の方、就職氷河期世代の非正規雇用者などです。人手が限られるので、まだ正式には対象にしていませんが、シングルマザーやヤングケアラー、きょうだい児なども対象にすべきだと考えています。
その為、ここ数年、私は結婚相談所業務をスタッフに任せ、カスタネット事業に集中していたという経緯があります。
一件一件のご成婚は尊いものですが、我々が目指すのは「世の中の婚活環境の改革」です。費用の低廉化は成し遂げたと思います。間違いなく当方の影響です。ここから先を実現する為には安い結婚相談所では無く、基本無料のカスタネットが必要だと真剣に考えています。
一方で、カスタネットは現時点では自分で活動する必要がある仕組みです。ご自身での活動が困難な方は今まで通り、結婚相談所をご活用いただければと思います。
長文となりましたが、相談所は安ければ良いというものではない事をご理解いただけましたでしょうか?
もちろん、うちは出来得る限りの安さを実現しているつもりですが、赤字を垂れ流しているのも事実ですので、こんなプランも始めました。よろしければどうぞ!
結婚相談NPOは結婚相談所「ブライダルサポーター」の他に、出会いの信用情報サービスとして開発した「カスタネット」の企画・監修を担当しています。
マッチングアプリなどをご利用中の方もご参加いただけます。登録時点での必要書類等もございませんので、お気軽にご登録ください。





