
結婚相談NPOの影山でございます。
年末年始休業のおしらせは出しましたが、年内ぎりぎりまで気を抜かず参ります。
今回は以前から「特定テーマプラン」への追加を宣言している「就職氷河期世代(の非正規雇用者)」について、現状のお伝えしておきたいと思います。
特定テーマプランと申しますのは、従来の婚活では結果を出すのが困難と思われる方々に向けた、月会費無料のプランで、ボランティアの皆様にご協力をいただいて実施しているもので、これまで、障がい者、新興宗教2世、地方在住者というテーマに取り組んできています。詳細は以下のページをご確認ください。

さて「就職氷河期世代の追加はまだですか?」と、定期的にお問い合わせをいただいております。就職氷河期世代の先頭は50才になりますので、世代の一人として、焦るお気持ちは分かるつもりです。一方で、このテーマの追加自体は決して難しいものではありませんが、私は本テーマはかなり強大なものだと考えておりまして、慎重に進めたいという想いを強く持っています。
具体的に取り組むべきと考えているのは「横のつながり」です。就職氷河期世代へのサポートは我々だけでは足りませんし、婚活だけでは無く、多岐にわたるサポートが求められる筈だからです。
どういった横展開が求められるのか?いつもシステム提供でお世話になっているマクロミルさんのアイディア募集サイトで、まずはアンケートを実施しました。文字数の制限もある事から説明不足だった点があるものの、ネガティブなご意見もあり、参考になりました。ここでは主だったものを抜粋させていただきます。
まずは、厳しめのご意見から
中には選り好みをしている方も居るのかもしれませんが、ちょっと前提としては相応しくないのでは?と感じました。一方で、そもそも仕組みの提供が足りないと私は考えていますので、自分で動く為の仕組みを提供し、その存在を教えてあげる事が重要と理解しました。
次に、私が想定していなかったご意見を
30歳半ば‥これは、どうやらリーマンショック側の氷河期世代を仰っているようですね。私は2000年前後に大学を卒業した世代について考えていたので、もう50才になってしまうという焦りで動いています。ちょっとした気づきをいただいた感じです。
世代の認識がそもそも微妙なのですが、マッチングサイト(アプリ?)は負担が大き過ぎるという認識で活動をしているので、こちらも現状認識のズレを感じました。
そして、皆さんのアイディアをまとめると以下となりました。
- 経済支援
- 住居支援
- 資産形成(FP)アドバイス
- コミュニケーション(相談窓口)
- 技能習得支援(リスキリング)
- 中途採用の拡充
これらのサービスを提供している企業、団体、公的機関との連携がポイントになると考えています。
また、政府もこれまで様々な施策をしてきた筈なので、内閣府の「就職氷河期世代支援推進室」にも官の取り組みについて、電話にてヒアリングさせていただきました。
ヒアリングの結果、ここは私の個人的な印象も入っているので慎重に書かないといけませんが、以下の印象を持っています。
- 政府もかなり頑張ってきたが、もう万策尽きた感じ
- 政府もかなり頑張ってきたが、就職支援と引きこもり支援位しか残っていない感じ
- 政府もかなり頑張ってきたが、民間との連携はほぼ出来なかった感じ
- 民間が動かないと、もう無理な感じ
政府にハッパをかけたい気持ちもあるのですが、「鍵は民間かな?」とは明確に感じたので、その辺りから動きたいと思います。
もし、本投稿をご覧頂いて、一緒に行動いただける方は企業・団体・個人を問わず、お声がけください。(結婚相談NPOが特定の政党・団体と関係が無い事を宣言する動画はこちらです。)
少子高齢化問題もそうですが、結婚相談NPOは就職氷河期世代問題をけっしてあきらめません!

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