理事長の影山でございます。
本日は一部の方にはポジティブ、一部の方にはネガティブかもしれないご報告をさせていただきます。
これまで5年以上、無我夢中で活動をして参りましたが、自己採点致しますと、
成婚実績は上々、経営成績は最低というのが正直なところです。
これが株式会社でしたらとっくに経営者の座を追われていたでしょう。
ビジネスモデルは今でも「これ以上低い金額設定だとサービスを省略するしかない」と言い切れる程に絶妙なラインですが、一方で想定外の事も多くありました。
一番困るのが主にパラプランの方の相談ドタキャンもしくはすっぽかしです。
スタッフの時給まで換算すると毎回6,000円程度棄てる事になる訳ですから、費用的な面でもパラプランを続ける意思の面でも非常にしんどさを感じていました。
これまで、徐々に出張エリアを狭めたり、お茶代をご負担いただくように変更してまいりましたのも、ドタキャンが主な理由です。
我々はIBJで「ある意味」最高のサービスを自負しておりますし、さすがにドタキャンされた方は今後、当方のサービスはご利用いただけない訳ですから、理解に苦しみもします。
経営面につきまして、私が「名誉の5期連続赤字」をツイートした事から、直ぐに潰れてしまうのでは?とご心配いただきました。
誤解を招いてしまった事をお詫びするとともに、まずはそのご心配は無い事をお伝えさせていただきます。
現在、結婚相談NPOがどういった状況かと申しますと、事業規模は順調に毎年拡大しておりますが、私の「日本一アグレッシブなNPOを目指す」というスタンスが若干スピード違反気味だった事により先行投資がかさみ、最終損益としては赤字を計上しています。
事業自体の遷移は評価いただき、春には追加の融資を受ける事ができましたので、永久とは申しませんが、当面倒産の予定はございません。
ただ、パラプランの慢性的な赤字体質が大きな課題である事は疑いようが無く、パラプランの継続についてはこれまで幾度となく話し合いを重ねて参りました。
まず、パラプラン担当者の増員が難しい事から新規入会受付の中止を検討しておりましたが、こちらは増員の目処が立ちましたので研修の状況を見ながら新規受付中止は保留と致します。
次に流石に赤字体質を放置する事業者に融資をしてくださる金融機関はございません。色々と条件がございまして、私の首は残りましたが経営改革が必要と判断されました。
具体的には以下の2点、変更がございます。
- 診断書割引の撤廃
- パラプランの初回相談を動画案内方式に変更
基本的にはデメリットが先行するでしょう。
対面方式を動画にする事で、踏み込んだ相談は難しくなるかもしれません。
一方で以下のようなメリットも想定できます。
- これまで営業時間内に限られていた初回相談時のスケジュール調整が不要
- 地方にお住まいの方がわざわざ東京に来なくてもサービス内容について把握しやすくなった
- 精神障がいの方にお問合わせ前にお願いしていたお医者様への事前確認が不要(入会時は要診断書)
踏み込んだ相談については引き続きチャットワークを併用しますので、大きな問題にはならないと思います。
今回の判断に至るまで、色々と考えましたが、計算外のドタキャン含む初回案内に費やしていた時間を、少しでも障がい者の皆様へのサービス告知に割り振った方が、会員様の婚活相手を増やす為にも効果的で、結果的にサービスの改善に繋がると考えます。
パラプラン継続の為、ご理解をお願い致します。
結婚相談NPOがお送りする無料会員制度「結と結(ユイとムスブ)」は、将来への不安や様々な事情により「なかなか婚活への一歩が踏み出せない方」に向けて開始致しました。
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